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自分の歯を長く健康に保つために

コラム

〜「80歳で20本」を目指す毎日の習慣〜

年齢を重ねても、しっかり噛んで食事を楽しめること。それは、健康で豊かな生活を送るうえで欠かせないことです。
「80歳になっても自分の歯を20本保とう」という“8020運動”が知られるようになって久しいですが、実際にその目標を達成している方も年々増えています。
その一方で、気づかないうちに歯や歯ぐきにダメージを受け、40代・50代から徐々に歯を失い始めるケースも少なくありません。

では、自分の歯をできるだけ長く保つためには、どんなことが大切なのでしょうか?

見た目がキレイでも安心できない!?

歯の健康は“自覚しにくい病気”との戦い

虫歯や歯周病は、「ある日突然」ではなく、知らないうちにじわじわと進行する病気です。
特に歯周病は、初期にはほとんど痛みがないため、「気づいたときには歯がグラグラしている」「抜歯しか選択肢がない」といったことも珍しくありません。

また、歯を失ってしまうと、食事の楽しみが損なわれるだけでなく、噛む力が低下して脳の刺激が減り、認知機能の低下につながることもあると指摘されています。
「歯は全身の健康とつながっている」というのは、単なる比喩ではないのです。

歯を守る2つの習慣:「セルフケア」と「プロケア」

歯の健康を守るために、まず大切なのが「毎日のセルフケア」です。
歯みがきは1日2回、できれば3回。とくに寝る前は丁寧に時間をかけて磨くことが推奨されています。
さらに、歯ブラシだけでは取りきれない歯と歯の間の汚れを、デンタルフロスや歯間ブラシでしっかりケアすることが重要です。

そして、もうひとつの柱が「歯科医院での定期的なチェックとクリーニング」。
3〜6ヶ月に一度のペースで歯科に通い、虫歯や歯周病の兆候を早期に発見・予防することが、歯を長く保つポイントになります。
とくに、かみ合わせや歯ぎしり、食いしばりなど、自分では気づきにくいクセやダメージも、プロによるチェックで見つかることがあります。

「今できること」が、未来の自分を守る

歯の健康は、一度失ってしまうと取り戻すのが難しいものです。
でも、逆に言えば、少し意識するだけで“失わずにすむ未来”をつくることができます。
毎日の習慣、数ヶ月に一度のチェック、そして自分の身体を大切に思う気持ち。
それだけで、10年後、20年後の自分が「ちゃんと守ってきてよかった」と思えるはずです。

歯は、一生付き合っていく大切なパートナーです。
これを機に、ぜひご自身の歯と向き合ってみてください。
「これからも自分の歯で、しっかり噛んで、しっかり笑って」――そんな毎日を一緒に目指しましょう。