「冷たい水がしみる」「歯みがきのときにピリッと痛い」――それ、知覚過敏のサインかもしれません。
歯がしみる原因は虫歯だけではありません。放置すると痛みが強くなり、日常生活にも支障をきたすことがあります。
まず知覚過敏のセルフチェック
(□で当てはまるものに印)
□ 冷たい飲み物・風が当たると歯がしみる
□ 歯ブラシの毛先が当たるとチクッと痛む
□ 歯ぐきが下がって、歯の根元が見えてきた
□ 詰め物や被せ物の境目がしみる
□ 強く歯みがきしている/硬めの歯ブラシを使っている
□ 炭酸・レモンなど酸味の強い飲み物をよく摂る
→ 2つ以上当てはまる方は、知覚過敏の可能性があります。
知覚過敏が起こる理由(かんたん解説)
歯の表面の「エナメル質」が削れたり、歯ぐきが下がったりすると、内側の「象牙質(ぞうげしつ)」が露出します。
象牙質には「象牙細管」という細い管が通っており、冷たい刺激や風が神経に届くことで“しみる痛み”が起こります。
- 原因の多くは次のようなものです。
○強い力でのブラッシング(歯ぐき下がり)
○歯ぎしり・食いしばり(歯の根元に負担)
○酸性食品の摂取過多(炭酸・酢・フルーツなど)
○ホワイトニング直後の一時的反応
今日からできる生活対策(✅)/避けたいこと(❌)
✅ 衛生士から指定された歯ブラシで“なでるように”磨く
✅ 力を入れすぎず、歯ブラシは指3本~2本で保持する
✅ 知覚過敏用の歯みがき粉(硝酸カリウム・フッ素配合)を使用
✅ 酸味の強い飲食後はすぐに磨かず、30分以上あける
✅ 歯ぎしり・食いしばりがある人は夜用マウスピースを検討
❌ 強い力でゴシゴシ磨く
❌ 「しみる=虫歯」と思い込み放置
❌ 酸性飲料(炭酸・エナジードリンク)のだらだら飲み
歯科でできること(来院時の流れ)
1)問診・診察:しみる部位と原因を特定(虫歯・歯ぐき・噛み合わせ)
2)検査:レントゲンや冷水テストで神経の状態を確認
3)処置:歯の表面に薬剤(知覚過敏抑制材)を塗布、必要に応じて樹脂でカバー
4)生活指導:ブラッシング方法や使用歯みがき粉の提案
5)再発予防:定期検診で歯ぐきの状態・すり減りをチェック
よくある質問(Q&A)
- Q. 知覚過敏は自然に治りますか?
A. 軽度であれば一時的に落ち着くこともありますが、再発しやすいです。
原因を除去し、歯科でコーティング処置を行うのが効果的です。
- Q. 知覚過敏用の歯みがき粉で治る?
A. 症状の軽減は期待できますが、原因そのもの(歯ぐき下がり・摩耗)が残ると再発します。
セルフケアと歯科処置の併用が大切です。
- Q. ホワイトニング後のしみは?
A. 一時的なものが多いですが、痛みが強い場合や長引く場合は一度受診を。
知覚過敏処置で緩和できます。
こんなときは早めの受診を
・歯がしみる期間が1週間以上続く
・しみる部分が広がっている
・歯ブラシを当てるだけで痛みがある
・夜間の痛み/ズキズキ感がある
持ち物チェック
□ 保険証・医療証
□ お薬手帳(鎮痛剤やビタミン剤を服用中の方も)
□ いつ・どの歯がしみたかのメモ
予約のご案内(重要)
・一般診療:Web予約またはお電話でどうぞ。
・口腔外科/矯正:Web予約はできません。電話または来院で次回予約のみ。
・当院は予約優先制です。当日の受診は空き状況によりご案内となります。
お問い合わせ:045-571-0059
さいごに(ひと言)
知覚過敏は「冷たいものが少ししみるだけ」と見過ごされがちですが、歯の守りのサインです。
早めに原因を取り除き、快適に食事や会話ができる状態を保ちましょう。
前の記事へ